大分県には18の市町村があり、地域ごとで個性の異なる魅力と出会えます。また各地域で、様々な分野で地域活性化に取り組まれているプレーヤーが活躍されていることも大分県の魅力の一つです。旅する学校おおいたは、その名の通り、個性豊かな6つの地域を学校として、旅をするように各地域を巡ります。地域の魅力と出会い、地域で輝く人と出会うことで、受講生の企画力と発信力を養います。
3つのテーマを学ぶカリキュラム
旅する学校おおいたでは、持続的なチャレンジを支える骨格を3つの視点から組み上げていきます。キーワードはそれぞれ、編集・実験・関係構築です。まず、足元だからこそ見えにくい地域の魅力を編集のスキルで捉え直します。そこに、受講生の思いを活かした小さな実験の計画を立てていきます。最後に受講生一人一人のチャレンジのエコシステムを社会彫刻の概念から設計します。そうして見えてきたチャレンジの輪郭は、最後の卒業式で広く発信します。
- ●テーマ1「地域を見る角度・書いて伝えるコツ」
講師:福永あずさ(フリー編集者/ライター/MONSTAR 所属)
編集者としての経験から、地域の魅力を切り取るアングルの増やし方を学びます。また切り取った魅力を文章で伝える際に、テーマの絞り方と伝える戦術を学びます。 - ●テーマ2「私の思いで積み重ねる小さな実験」
講師:西山芽衣(株式会社マイキー)
西千葉のまちでさまざまに試みてきた経験に学び、一歩でも先に進めるべく小さな実験の計画を立ててみます。まちのことは一度脇に置いて自分とじっくり向き合うことで、目的と手段を健全につなげる思考を身につけます。 - ●テーマ3「応援の一歩先社会彫刻への呼びかけ」
講師:大高健志(株式会社MOTION GALLERY 代表)
クラウドファンディングサイトMotion Gallery や社会彫刻家基金の事例から、社会彫刻※という概念を学びます。ここから、お金やモノ、スキルなどが介在するパートナーやファンのコミュニティのあり方を考え、持続的なチャレンジを動かす生態系として設計します。