2023年度会場

問いを立てる学校おおいたでは、

  • 受講生が大分県の各地域にて活躍するプレーヤーと交流する機会をつくること
  • 他地域を旅することで客観的に自分自身を見つめ直す機会をつくること

を目的として、大分県内6つの会場=キャンパスで開催します。会場と土地の文脈を感じながら、学びの角度を広げる設えを目指しています。

会場1|直川憩の森公園

九州最大級のローラーすべり台がある、森と川に囲まれた”泊まれる公園”。設立から44年になる施設を佐伯市から受託して運営するのは、竹島麗さん。「旅する学校おおいた」の卒業生です。地元にUターンしたのち、どうして公共の場に関わり続けているのか。コロナ禍や組織経営の難しさに直面しても、あくまで明るく運営を続けられる場の引力とは。いま一度足元を見つめ直すにふさわしいスタートです。

講師:出縄泰子・松本恵里
講座:テーマ1.どんなフィールドでも、楽しさへ向かう①
1時間目:8月17日(木)18:00〜21:00

佐伯市直川赤木1262

会場2|農村BASE

西日本有数のぶどう産地である安心院は、農泊のパイオニア的存在としても知られます。ここで出会うのが、株式会社ドリームファーマーJAPAN。農家だからこそできることと、その先にあるイノベーションを見つめ続ける人々です。当たり前だと思っていたものが、誰かの驚きや感動につながる。ふと飛び出したアイデアが持続的なビジネスになる。知っているつもりの足元を新たに捉え直すきっかけに出会います。

講師:出縄泰子・松本恵里
講座:テーマ1.どんなフィールドでも、楽しさへ向かう ②
2時間目:8月31日(木)18:00〜21:00 

宇佐市安心院町下毛1090

会場3|別府ブルーバード劇場

創業昭和24年。74年に渡って別府駅前の出会いと思い出を彩り続ける映画館です。1階建ての平屋から、改築・改装を経て現在の姿になりました。今回は、映画館の駐車場として使われていた地下スペースに潜ります。かつてとは、人々の暮らしも、価値観も、映画の役割も大きく変わってしまいました。それでもスクリーンに映画を映し続ける館長の心には、どんな問いが灯っているのか。歴史ある場の空気を吸い込みながら、存分に考えてみましょう。

講師:勝股 淳
講座:テーマ2.いま、自分ができることに飛び込む①
3時間目:9月22日(金)18:00〜21:00

別府市北浜1丁目2-12

会場4|芸舞温泉 湯守 金獅子

ゲーム開発会社のサマータイムスタジオが運営するゲーマー向け温泉施設。社員の労働環境をよくするために温泉施設を改装したことから、異色の施設経営がはじまりました。今となっては、九州中からゲーマーが集まるのみならず、登山客や地元住民も留まる場です。休み、くつろぐだけでなく、遊ぶ温泉。さて、私たちの活動に遊びはあるか。定石やわかりやすいニーズをほぐして、いま一度私たちの活動を見直しましょう。

講師:勝股 淳
講座:テーマ2.いま、自分ができることに飛び込む②
4時間目:10月5日(⽊)18:00〜21:00

玖珠郡九重町大字田野1666-124

会場5|鯛生スポーツセンター

中津江村には、かつて東洋一の産出量を誇った金山がありました。いま、日本有数の日田林業の始まりの地として、美しい杉林に囲まれています。かつての金山も、現在の森林も、すぐそばの自然でありながら、国境をも超えて社会と密接に結びつく産業です。港があるでもなく、空港があるでもない、高速のICも近くにはない。それでも社会と直接繋がっている土地を訪れて、私たちそれぞれと社会との繋がりを捉え直してみたいと思います。

講師:瀬尾 夏美
講座:テーマ3. “語れない”社会問題との接点を見つめる①
5時間目:10月26日(⽊)18:00〜21:00

日田市中津江村合瀬1936-65

会場6|国東市鶴川商店街周辺観光・交流拠点施設

素晴らしい恵みをもたらす海。山の深さにロマンを寄せたくなる六郷満山文化。そしてすぐそばの空港。さまざまな土地から行き来して、出会い、留まるにふさわしい海辺の町が、動き出そうとしています。会場は、動きのシンボルとなるべく、町の医院として親しまれた建物をリノベーションした施設。現段階でわかるのは、観光と交流の拠点としてつくられたということだけです。土地を開き、社会とつながろうとまさに今漕ぎ出そうとする施設で、櫂(オール)を手に、あなたが漕ぎ出す方角を見つめましょう。

講師:瀬尾 夏美
講座:テーマ3. “語れない”社会問題との接点を見つめる②
6時間目:11月10日(⾦)18:00〜21:00

国東市国東町鶴川1365-1