5・6時間目!「安全圏の一歩先に出て、社会に手をかける」

今回の会場は日田市・天ヶ瀬温泉のホテル成天閣。2020年7月の豪雨で玖珠川の氾濫により天ヶ瀬温泉街は壊滅的な被害を受け、いまなお復興の最中にあります。

この場所で考えるのは、活動、そしてその主体である自分と、社会との接続。「誰もどれも取り残さない」、オールインクルーシブファッションを掲げ、世界3大デザイン賞の「iFデザイン賞」、その最優秀賞を今年受賞したばかりである株式会社SOLITの代表取締役、田中美咲さんを講師にお招きし、その手がかりを探っていきました。

そもそも、自分は社会が抱えている問題に対してどんな距離感でいるのか。あるトピックについて、その当事者であることと他人であること以外に、その中間的なポジションもあるのではないか?という角度からアプローチしていく可能性を探りました。

「社会問題」と聞くと距離を感じてしまいがち。パネルディスカッションでは、受講生に運営側も混じって参加し、みんなで改めて分解してみて、「そもそも」から考えることから始めてみました。

最後に、質疑応答から活動と社会との接続というテーマについてもう1,2歩話を深めていき、これにて全6回の講座が終了。

はやくも次回は宮崎県日南市の油津商店街へ視察研修。
どのように商店街は再生し、そして今はどうなっているのか?
実際に現地を訪れ、キトゥ校長の引率のもとでまち歩きしながら、自分の目で確かめてみましょう!